-*- coding: utf-8 -*- This file contains utf-8 encoded Japanese text. * 現状のCatyの問題点は、EXCUSE.txt をご覧ください。 アーカイブを展開すると、caty-python-pp/ というディレクトリ(フォルダ) ができます。このディレクトリの下に必要なすべてのファイルが収められてい ます。caty-python-pp を別な名前、例えば caty-current に改名してもかまい ません。以下では、このディレクトリを CATY_HOME として参照します。 == Pythonの準備と確認 Catyを実行するには、Python 2.5.x または Python 2.6.x が必要です。2.4 あ るいはそれより古いバージョン、3.0 以上のバージョンでの動作はまったく保 証しません。当該バージョンのPython実行環境がインストールされてない場合 は、http://www.python.org/download/ からダウンロードしてインストールし てください。 以下、「>」は、OSシェル(CMD.EXE、bashなど)のプロンプトだとします。パ スの区切り記号はWindowsの「\」を使います。Linux/Unix OSの場合は「/」に 読み替えてください。 CATY_HOME をカレントディレクトリとして > python -c "print 'hello'" としてみてください。hello と表示されれば、Pythonの準備はできています。 Pythonのバージョンを確認するときは、python -V としてください。python hello.py の代わりに単に hello.py でも実行できるように設定されているかも しれません。そのときは、コマンドライン冒頭の python を省略できます。以 下の記述では、python を省略できるとしています。 == Windowsの場合: pyreadline のインストール CATY_HOME\windows\ ディレクトリにある pyreadline-1.5-win32-setup.exe を実行して pyreadline をインストールして ください。 pyreadline-1.5-win32-setup.exeは、インストール済みのPythonを調査するた めにレジストリを検索します。レジストリ情報と実際のインストール状況が食 い違っていると、pyreadline-1.5-win32-setup.exeは失敗しますのでご注意く ださい。 pyreadline-1.5には、Ctrl-H, Ctrl-Mキーに関するバグが存在します。清水川 氏のパッチにより修正できます。 CATY_HOME\windows\README.Patch.txtをご参照ください。 == コンソールシェルの起動 CATY_HOME で、コンソール(ターミナル、DOSプロンプト)からcaty.py を実行 します。すると、対話的シェルが起動します。起動には、Pythonコードのコン パイルや様々な初期化のため多少時間がかかります。 > caty.py ...(メッセージ)... Caty interactive shell caty:root> (メッセージ) の部分は、設定の読み込みやフォルダ(ディレクトリ)の自動生 成の関するメッセージです。このメッセージは状況により変わります。キーボー ドから quit と入力(最後にEnter)すると、caty.py を終了できます。 == サーバーの起動 CATY_HOME で、次のように入力して、サーバーを起動します。 > caty.py server ...(メッセージ)... Serving on port 8000... ブラウザで、http://localhost:8000/ にアクセスしてみてください。トップペー ジが表示されれば正常に動作しています。caty.py server を実行した画面には、 エラーメッセージとログが表示されます。favicon.icoの取得失敗などで、頻繁 にエラーメッセージとが出力されることがあります。 HTTP待ち受けのポート番号を変えるには、caty.py server --port 8080 のよう に --portオプションを使ってください。なお、対話的シェルのなかでも、 server start と server stop コマンドが使えます。 サーバーの終了はOSの割り込み信号([Ctrl]+[C]などによる強制終了)を使っ てください。 == その他 これ以上の情報は、http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/ などで順次公開します。