ギリシャ文字一覧表

檜山正幸 (HIYAMA Masayuki)
Mon Mar 14 2005:start
Mon Mar 14 2005:prefinal
Tue Nov 27 2007:modified

高校生の頃(ということは、1980年代初頭だ)、原島鮮(はらしま・あきら) という先生が著された物理の参考書を読んだ記憶がある。確かムツゴロウ(畑 正憲)さんも「原島先生の参考書で物理を勉強した」とどこかに書いていたと 思う。ムツゴロウさんは1935年生まれだから、原島先生の本は随分と以前から あったようだ。今でも、裳華房(出版社)から何冊も原島本が出ているから、ロ ングセラーというか古典というか、とても息が長い本なんですね。

原島先生の本は、説明が丁寧で、教育的配慮が行き届いた優れた書籍だ。と はいっても、今となっては全体的な印象しか残ってないのだが、そのなかでハッ キリと憶えていることは、巻頭にギリシャ文字の一覧表があったことだ。本文 中で、「ν」や「φ」が使われているのだが、この一覧表があったので読み方 などに迷うことはなかった。

それで、物理の教科書/参考書にギリシャ文字一覧表を載せる伝統ができた、っ てわけではないだろうが、物理学者の新井朝雄さんなどは、けっこう専門的な 本(例:『フォック空間と量子場』上下二分冊(2000, 日本評論社))にもギ リシャ文字一覧表を載せている。

HTML文書だとあまり書体が使えないという事情で、僕の記事ではギリシャ文 字を多用している。物理の先生がたに倣い、ギリシャ文字一覧表を提示してお きましょう。

TABLE: ギリシャ文字一覧表
A、αアルファ N、νニュー
B、βベータ Ξ、ξグザイ (クシー、クサイ)
Γ、γガンマ O、οオミクロン
Δ、δデルタ Π、πパイ
E、εイプシロン P、ρロー
Z、ζゼータ Σ、σシグマ
H、ηイータ(エータ)T、τタウ
Θ、θシータ(テータ) Υ、υウプシロン(ユプシロン)
I、i イオタ Φ、φファイ
K、κカッパ X、χカイ
Λ、λラムダ Ψ、ψプサイ
M、μミュー Ω、ωオメガ