キーワード、キーステートメント、ストーリー
- Date: 2017-02-12 Author: 檜山正幸
この文書は、次のURLから閲覧・取得できます: http://www.chimaira.org/misc/story.md.html
方針
- ちゃんとした定義は省略。
- 具体的な問題と具体的な計算に集中。
- 一般化はしない、制限・制約を設ける。
- 都合の良い状況で計算する。
- 同一、同型、同値の問題(難しい)には深入りしない。
- 集合のサイズ(small, large/huge)の問題(難しい)には深入りしない。
省略された事、より詳細な内容、周辺や背後の情報などを後から知りたくなったときは、次のURLにアクセスしてみてください。
セクション1: H&R問題の説明
- ドア付き壁パネル(wall panel/board with door)※※スライド
- (三角)ハイブ(The Hiveではなくて、a (triangulated) hive)
- ゾンビラン
- (非決定性)ゾンビフロー計算
- N(A) = (ハイブAに対するゾンビラン無限試行の集計結果)
- 集合と関係
- N(A)の計算例
- 外部から観測できる事と内部構造
- ハイブに関する制約とDAFTOG
- 計算の意味(セマンティクス、ディノテーション)と関手 Hive→Rel
- 部屋割りレイアウト非依存量(関手)、“内部構造の変更”に影響されない量(関手)、類似例:オイラー標数
- 問題
- Hive上のゾンビフロー計算(の意味関手)は部屋割り(三角形分割)非依存か?
- Hive上の部屋割り(三角形分割)非依存なRel値関手を探せ。
- 与えられたモノイド圏Cに対して、Hive上の部屋割り(三角形分割)非依存なC値関手を完全に記述せよ。
- Hive上のゾンビフロー計算(の意味関手)は部屋割り(三角形分割)非依存ではない。
- 形式的にNをZに置き換えた計算機構(の意味関手)は部屋割り(三角形分割)非依存なRel値関手かも知れない。
セクション2: 枠組と道具の準備
- HiveとDaftogの定義(必要なら再度)※※スライド
- ハイブの双対グラフを“良い位置”に描く
- 矢印記法と射のプロファイル
- Hive上のRel値関手
- HiveとDaftog: D(・) = (), D(・→・) = (・), D(▼) = Δ, D(▲) = ∇
- ユークリッド平面への埋め込みが邪魔をする AffineHive ⊆ CurvedHive ≅ Daftog
- Functor(CurvedHive, Rel) ≅ Functor(Daftog, Rel) ≅ Bimagma(Rel)
- バイマグマの例と対応する関手
- t-射 invertible move/mutation/deformation
- パッヒナル移動とパッヒナルの定理(Udo Pachner)※※スライド
- 対角フリップ(diagnal flip)
- 星状細分(stellar subdivision)
- 部屋割り(三角形分割)非依存 ⇔ パッヒナル移動に対して不変
セクション3: 問題を解く
- Fが対角フリップ不変 ⇔ Fに対応する (W, m, c) は結合律、余結合律、フロベニウス律を満たす。
- Fが星状細分不変 ⇔ Fに対応する (W, m, c) は対応する法則(仮称・星状律/余星状律 stellar/costellar law)を満たす。
- (W, m, c) は特殊律を満たす ⇒ (W, m, c) は星状律/余星状律を満たす ⇔ 対応するFは星状細分不変。
- 「Fは星状細分不変 ⇔ 対応する (W, m, c) は星状律/余星状律を満たす ⇒ 対応する (W, m, c) は特殊律を満たす」には単位律が必要
- 単位律を仮定すれば: Fは部屋割り(三角形分割)非依存 ⇔ 対応する (W, m, c) は特殊フロベニウス代数。
- Rel内の可換群 (G, m, e) があれば、可換群から構成された (G, m, mt) により部屋割り(三角形分割)非依存関手を作れる。
- 可換群 (Z, +, 0) から作った非決定性フロー計算(の意味関手)は部屋割り(三角形分割)非依存である。
オマケ
- 一角形、二角形
- 単位、余単位と特殊フロベニウス代数
- XORフロベニウス代数
- ベクトル空間の圏のフロベニウス代数
- バブル移動(bubble move)とパッヒナル星状細分
- FHK(Fukuma, Hosono, Kawai 1992)構成
- フロベニウス代数の圏の射は同型に限る
- 3-圏、モノイド圏、3-関手
- λ、ρのキチンとした扱い(特殊律の証明)
- asscociator, unitor, interchangor(erにあらず)